39時間19分着用後の66後期デットストック
さて、約42年前のジーンズ、66後期デットストックを着用してから39時間19分が経過したので、記録に残しておくことにする。
その前に、自分の主な着用のルーティーンを記しておきたい。
- 平日は、帰宅後平均3時間ほど自宅で着用している
- 休日は、天気の良い日に着用して出掛けることにしている
人それぞれ、着用の仕方が違うものだ。
ファッションとして穿く人もいれば、仕事で穿く人もいる。
また、着用時間も違えば洗濯回数も違う。
同じジーンズでも、穿く人によって全く違う色落ちになる。穿けば穿くほど色が落ち、それが「アジ」となり、カッコいい。
世界でたった一つの、自分だけのジーンズを、この66後期デットストックで作って行きたい。
フロント
それでは、着用39時間19分のジーンズを見てみよう。
左の写真が着用0時間。右の写真が着用39時間19分。
日々の生活で屈んだり立ったりしていると、早くも薄っすらと穿きジワが表れてきた。
ジーンズの股部分も薄っすらとシワが表れてきた。
バック
バック全体写真も、左の写真が着用0時間。右の写真が着用39時間19分。
ジーンズを後ろから眺めたときの特徴は、膝裏の屈みジワだ。
自宅での着用は、座っている時間が多いので、特に膝裏のシワは付きやすいだろう。
LVC1947モデル
色落ちの好みは人それぞれあるが、個人的にはインディゴ染料で青く染まったところと、染料が落ちて白い糸になったところが醸し出すグラデーション。
青と白の濃淡がハッキリした色落ちが好みだ。
そのためには、糊のついた生地の硬い状態から穿き続け、シワを定着させることが重要である。
このシワの凸凹の凸の部分が擦れてくると、色が落ちて白くなる。凹の部分は擦れることが少ないため、インディゴブルーは保たれる。
このような仕組みで濃淡がハッキリしてくるのだ。
イメージとしては次のような写真のことをいっている。
この写真は、LEVI`S1947年の復刻ジーンズを穿き込んだものである。
このジーンズも、洗わずに穿き込み、ある程度シワが定着して色が落ちてきたところで洗濯をした。
購入してから5年ほど経過するが、洗濯回数は3回ほどである。
はやくもパッチが・・・
さて、66後期に話を戻そう。
パッチの写真だが、左が未使用時。右が39時間19分着用後。
はやくも右上の部分が欠けている。それと、切り取り線のある部分も少し切れてきている。
42年間眠っていたので、だいぶ劣化が生じているのだろう。
ところで、パッチに切り取り線があるのだが、このパッチは1970年ごろから現れたようだ。
これは何だろうと調べたところ、この当時、販売店が販売時に切り取って管理するためのチケットであるようだ。
以上で、39時間19分着用のレポートを終了したいと思う。
お付き合いありがとうございました。